居住者のマンボー利用率を上げるには

マンション管理組合のためのWEBシステム「マンボー」を導入したマンションで、居住者の利用が思ったように増えないというご相談をいただくことがあります。

そこで今回は、どのようにマンボーの利用を促進するかについてご説明します。

どのマンションもマンボーを利用開始した時点では、掲示板やスケジュール、その他の項目にはほとんど情報がアップされていない空の状態です。
その状態で、「居住者にマンボーを利用することになったから登録して」といったとしても居住者は何の恩恵もないわけで、仮に登録してくれたとしてもメリットを感じることができず積極的に利用しようとは思わないでしょう。

そうならないために、あらかじめ理事の方々でたくさんの情報をアップしておいてそれから居住者に登録を呼びかけるという方法もありますが、見てくれる人がいないページに情報をアップするのは何ともつまらないものです。

つまり、どちらの方法もあまりお勧めできないのです。

マンボーのようなシステムは、理事会も居住者も強制的に使うようにしたところで長くは続かないのです。

居住者は、今までエレベータホールなどで立ち読みしていた理事会議事録などが家でも会社でもどこからでも読めるようになったり、理事の方々はマンボーを使い始めて理事会の運営が効率よくなって今までより理事会の時間が短くて済むようになるなどの恩恵があることが大切なのです。

そこで、お勧めなのがアンケートをマンボーで実施するという方法です。

防災に関するアンケートなど、マンション居住者全員が関係するテーマでアンケートを実施するのです。

アンケートは、マンボーがなくてもアンケート用紙を配布して、回収して手作業で集計すればいいのですが、マンションの規模が大きい場合など回答を集計するのは意外と手間がかかります。

それに対して、マンボーのアンケート機能を使えば、簡単にアンケートを作成することができますし、アンケート結果も簡単にデータとして取り出すことができますから、アンケート用紙を配布する必要もありませんし、手作業で集計する手間もかからないのです。

もちろん、インターネットを利用できない方もいることを配慮する必要はありますが、原則としてマンボーで回答をお願いするのです。

アンケートを回答するためには、少なくともマンボーにログインする必要がありますから、最低限の利用開始状態にまでは持っていけるのです。

アンケートの実施のお知らせは、紙で全戸配布するなどの必要がありますが、そのお知らせにマンボーのログイン方法などをわかりやすく掲載しておくことで、ほとんどの方は迷うことなくログインできると思います。

全戸のほとんどがマンボーにログインしている(ログインしたことがある)状態になれば、理事会が掲示板やスケジュールなどに情報を掲載することで利用を促進することができるのです。

インターネットを活用するようになれば、理事の負担も減りますし、居住者への情報伝達もよりスムーズになります。

ぜひ、お試しください。